里山の物語

受け継ぎ、そして、ひらく

守ってきた農、引き受けた森

私たちの家族は、江戸時代以前からこの地で農を営んできました。田畑と山を守り、耕し続けてきた時間の積み重ねが、この景観と水を今に伝えています。

農は、生産だけではなく、景観を保ち、水を守り、里山そのものを支える営みです。

その営みの延長に、このキャンプ場があります。

荒れた森を、ひらく

キャンプ場の地は、かつて竹が生い茂り、光の届かない森でした。
一本ずつ伐り、道をつくり、畑を整え、風を通しました。

ここは“受け継いだ森”ではありません。
私たちが“引き受けた森”です。

里山は、人が関わることで続く

里山は、放っておけば失われます。

林の整備、森林の保全、ため池の維持、農地の管理。
人の営みと自然の循環が重なることで、この風景は守られています。

なぜキャンプ場にしたのか

森を守り続けるには、関わる人が必要です。

訪れることは、自然を消費することではありません。
理解と共感を重ね、循環の一部になること。

キャンプ場は、里山を体感するための入口です。
ここに滞在する時間そのものが、里山の未来につながります。

未来へつなぐ拠点として

守ることは、止まることではありません。
引き受け、手を入れ、次へ渡すこと。

森と畑、川と地層。
養老川流域というひとつの地域の物語の中に、この場所はあります。

ここで過ごす時間が、
里山の未来へと静かにつながっていきます。

上部へスクロール